外壁塗装などで使用される塗料の一種「溶剤系塗料」。耐久性が優れていることから候補の一つに選ばれることも多いです。
今回はその溶剤系塗料についてお伝えします。
●特徴
溶剤塗料は耐久性に優れ、ツヤを維持しやすく、汚れもつきにくいという特徴があります。密着性が高く、一定の時間で迅速に乾燥するため、作業効率が上がります。水性塗料との主な違いは「ニオイ」で、強いニオイがあります。古くから外壁塗装において主流でしたが、管理が必要であることから「弱溶剤塗料」の開発が進み、人や環境に優しい選択肢が増えています。
●利点
強靭な塗膜を形成し、ツヤを長持ちさせ、乾燥が早いなど多くの利点があります。そのため、耐久性や美観を求める外壁塗装において一定の需要があります。ただし、強いニオイや管理の手間に注意が必要です。
●メリット/デメリット
メリットとしては、強い塗膜、ツヤの維持、迅速な乾燥、下塗り不要、金属への適用が挙げられます。一方で、強いニオイ、保管の注意、扱いに手間、価格が水性より高いといったデメリットも存在します。
これらから分かるように、溶剤系塗料にはメリットとデメリットが存在します。しかし、近年の進化により「弱溶剤塗料」が開発され、ニオイや環境への影響が軽減されつつあります。「弱溶剤塗料」が選択肢に加わることで塗料選定の幅が広がりますね。
